小説:くまの森のひみつ14

2007/03/25 00:00
翌日のことです。 朝からお母さんの手伝いをし、特に頼まれごとはなかったので、さっそく外に行くことにしました。グランくんとの待ち合わせの前に、マロンくんは、寄り道をすることにしました。それは物知りくまさんとよばれているおじいさんの家です。緑の煙突のついた丸太小屋が目印のおじいさんの家は、マロンくんの家からすぐに歩いていけるところにあります。 おじいさんは何でも知っていて、知らないことはないと評判でした。 ドアをノックすると、"おはいり。"とドア越しに声が聞こえてきまし..

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小説:くまの森のひみつ6

2007/03/07 00:00
茂みの深い木々を抜けていくと、木々が生えていない小さな空き地に出ました。 その先の木々の奥は、うっそうと茂みが深く、今までにみたことのない植物が茂っています。ほとんどマロンくんの背丈以上の植物に木々の間は囲まれ、入り口がみつかりません。 空はその上だけうっすらと暗闇で覆われ、太陽の光はさしていませんでした。 マロンくんとグランくんは立ち止まって前を見ました。 "ここを通り抜ければたどりつくんだ。" グランくんは言いました。 "本当にこの道で間違いないの..

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小説:くまの森のひみつ5

2007/03/04 00:00
グランくんにつれられて、マロンくんは、森の奥へと入ってきました。くまの森は広く、地図なしでは探索をすることはできません。 グランくんは、片手に地図を持ち、どこか行く場所を決めているようでした。マロンくんは、グランくんに行き先を聞こうと思いましたが、聞くのをやめました。 ついていけば何があるかわかるはず。 たいてい、グランくんにつれられていくときは、自分の知らない森の不思議を教えてくれます。なので、今回の探索も、特に不安にはなりませんでした。

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