小説:くまの森のひみつ33

どこからともなく、やわらかな音色が流れてきました。 その音色は、心地よいものでありましたが、どこか悲しげな歌声にも聞こえます。グランくんとマロンくんは、顔を見合わせました。 "なんだろうね、この音色。" "あの花を関係があるかもしれないな。" 二匹は、音色が流れてくる方向へ進んでみることにしました。

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小説:くまの森のひみつ34

眺めているうちに、あることにマロンくんは気付きました。 光の筋の中に、ぼんやりと何かが現れはじめているのです。マロンくんは目を凝らしながら、そっと近づくことにしました。 "グランくん、何か光の中にあるよ。気をつけて!" 背後から声をかけても、グランくんは何も言いません。 心配になり、グランくんの側に立ちました。横からのぞきこむと、グランくんの焦点は、ぼんやりとし、まるで気持ちがどこかにい…

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小説:くまの森のひみつ35

マロンくんはとっさに、後ずさりしました。そして、体を守るように地面に伏せました。数時間前の、あの、身の毛のよだつ体験を即座に思い出したからです。

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小説:くまの森のひみつ38

そこに現れたのは、人間に近い姿をした方がたっています。白い光はまぶしいほどでもなく、むしろ見ているだけで心が和む、とてもやさしい光で二匹を出迎えてくれています。マロンくんとグランくんは、ゆっくりと前へ進みでて、その方へ近づいていきました。

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小説:くまの森のひみつ40

"あなた方、二匹が見つけ出した本の成果は、妖精の封印をとき、そしてくまの森に新たな希望と守りを切り開いたのです。 それにはわたくしども皆、感謝をしております。"

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