汝、星を盗むなかれ(第二十一回)作・風間銀灰

その人物の後を、私服警官らしい者がさりげなく追っていった。よせばいいのに、鳴戸と大海原が、さらにその後を追っていった。こんな暗がりでも、体型であの二人はすぐわかる。 学長が私に合図をして、照明のスイッチを入れさせた。講堂中が、一気に明るくなった。学生たちの、目を眩しそうに細める顔が見える。そして、例の席は無論空だった。 そのとき、外から「逃げたぞっ」「待て」という声が響いてきた。あんなに厳重…

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汝、星を盗むなかれ(第二十二回)作・風間銀灰

顔中が疑問符になっていた私に、大海原が説明してくれた。 「教官が、出てきた男に学生証の提示を求めたら、そいつ、忘れましたって答えたんです。では学生番号を言いなさい、って言われたら、いきなり逃げ出して…」 「で、警官たちも慌てて後を追ったんスけれど」鳴戸が説明を引き継いだ。「そいつ逃げ足早くて、あっという間に非常階段の方へ行っちゃったんです。でもそこで、超越(こしごえ)と鉢合わせしたんスよ」 …

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汝、星を盗むなかれ(第二十三回)作・風間銀灰

超越は説明を続けた。 「それで、殴りかかってきたもんだから、反射的に反撃してしまったんです」 犯人は、よりによって空手をやっている超越と鉢合わせしてしまったのだ。紙の星が落ちたことといい、悪いことはできないものだ。 「そしたら奴はのびてしまって。しまった、やりすぎたかなと焦っていたら、人が来て、鳴戸たちが事情を説明してくれたというわけです。奴さん、窃盗犯だったんですね」 なるほどな、と私…

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汝、星を盗むなかれ(最終回)作・風間銀灰

こうして事件は解決した。 例の金持ち留学生とその父親はとても喜んで、多額の寄付と、そして何故か、バカでかいブロンズのライオン像を学校に寄贈した。やはり金持ちの考えることはわからない。私にも同じ像を贈ると言われたが、慎んでお断りした。 ツリーの星は、また元の位置に飾られた。ただし、今度は防犯カメラがレベルアップすることになり、警備も強化された。 学長は今回事件をうまくさばいたことで、舅である…

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汝、星を盗むなかれ~あとがきという名のぼやき~

物語でない文を書くのが久々でまごまご中なginkayであります。最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました☆今回は、犯人は誰だ?ではなく、どうやった?を推測して頂ければ幸いだったのですが…バレバレだったかなあ…。そもそも、文章力の至らなさでさっぱり意味通じなかったかなあ…。でも「素人(アマチュア)だし~」という言い訳しないよう頑張りま~す。 まあ読み物として少しでも楽しんで頂けれ…

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