リレー小説vol.1(第一回目)担当・kazura

*リレー小説 第一回目*
担当:kazura
題名は最後に決めます。

目が覚めた。
真っ白な天井が視界に入る。
今日も寝すぎた。
のそのそと布団から抜け出し、すこしだけ伸びをする。それから、昨日入れっぱなしだったコーヒーをコップに注いだ。
口に少しだけ流し込む。
 とたんに苦みと、酸味が、のどの奥まで広がり、思わず胃の中へ押し込んだ。
起き掛けのコーヒーは入れたてに限る。
窓から差し込む太陽の光は、寝すぎた目にはちっともまぶしくなかった。部屋の空気が妙に気になって、窓を開けた。ふわりと、外気が顔を覆う。
 新緑の香りが、鼻をくすぐる、心地よい風。 体中が、新鮮な空気をめぐり、飛び立ちたい気分になる。どこかにいきたい。
どこかでうんとのんびりしたい。

そのとき、ことん、と奥で物音がした。
時計をみて気付いた。
郵便配達の時間だ。
あたし宛の手紙なんて、めったにこない。
来るとしたら、どこそこのクレジットカードのローンの勧誘とか、アルバイト募集だとか、そんなものばかり。
いつもはそうなのだけど、今日に限って、妙に気になったので、郵便物を確かめにいくことにした。

vol.2へつづく

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