小説:くまの森のひみつ2

遅れて食事の部屋へ入ると、すでに二匹のお兄さんはいすに座っていました。お母さんがちょうど、なべをもってきました。
"さぁさぁ、朝ごはんができたわよ。"

おなべをテーブルに置きました。ふんわりといい香りがただよいます。おなかをすかせた息子たち3匹がちょうど食べ始めたとき、家の入り口から、重い足音が聞こえてきました。

"おおい、帰ったぞ。"

この家の主、茶ぐま一族のお父さんの帰宅でした。
お父さんは、朝早く仕事にいきます。
お父さんの仕事は、森の木を切る、きこり職人でした。
仕事は朝と昼の二度に分けられています。朝の仕事をおえたので、休憩を取りに、家へかえってきたところでした。

"おかえりなさい。"

お母さんは、お父さんの席に用意しておいた、皿にスープをいれました。お父さんは、手を洗って、顔を拭き、いすに座りました。お皿によせられたスープの香りをかぎながら、

"今日も母さんの料理はうまそうだ。いただくとしよう。"

そういって、お父さんは、食べ始めました。お母さんもいすに座り、家族揃って食事をとる朝がはじまりました。

朝ご飯の後は、三男であるマロンくんがお母さんと一緒に食事の片付けを手伝います。マロンくんは、もくもくと食べ終わった皿を洗い場に運びました。お母さんは、その皿を受け取り、手早く洗います。二人のお兄さんたちの行方はというと…。
バックス兄さんは、力持ちのため、お父さんの仕事を手伝いにいきました。アース兄さんは、勉強会に参加しているので、お弁当をもって出かけていきました。

お母さんとマロンくんは、皿洗いを終えたあと、部屋のごみ掃除と洗濯をしました。昼前には、お母さんと一緒に食事の支度を手伝うことになりました。

昼になると、お父さんとバックス兄さんは休憩を取りに帰ってきます。食事を準備し、アーサお兄さんを除いた食事となりました。食事後は、すぐにお父さんとバックス兄さんは仕事に戻ります。そしてお母さんとマロンくんは食事の後片付けを行いました。すべての片付けを済ませたとき、お母さんはマロンくんいいました。
"マロン、今日のお手伝いはこれでいいわ。遊びにいってきてもいいわよ。カラスが鳴く前に戻ってきなさい。いいわね。"
マロンくんは元気よく外へ飛び出しました。

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