汝、星を盗むなかれ(第六回)作・風間銀灰

仕方がない。私は溜息をついていくつかの質問を始めた。
「防犯カメラの映像は?それに、警備会社とも契約していて、侵入者が居れば、警報が鳴るだろう?」
「防犯カメラには、何も異状は映っていなかった。警報も鳴っていない」
「それでは話にならないじゃないか」
「ただ、防犯カメラは、テープ節約のために、二十四時間異状事態がなければ、オールリセットになって繰り返し使われる」
「ヘンなところをケチったもんだな」
と、いうことは、ツリーが設置されたのが三日前だから、今朝方から二十四時間分を引いた時間のみが、犯行可能?ということになる。しかし、警報も鳴っていないということは…。
「第一発見者の警備員は?」
「長く勤めている、信頼できる者だ。しかも発見時すぐ連絡してきたから、隠す間もなかったに違いない」
~続く~

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