七不思議を消去せよ(第七回)今回の原案・kazura、作・風間銀灰

 皆が田沢の意見に納得したので、其の三に移ることになった。
「えー、図書室分室の怪というのは、試験勉強で一人図書室分室に残っていた学生が、誰もいないはずの書架の裏からの物音を何度も聞き、その度に確認しても何もいなかったという、なかなかホラーな現象っスね。」
「典型的なラップ音ですよ。説明つきませんでしょ?」噂のオカルト件の斉藤が、確信顔で言った。
「まあ待つっスよ。ご意見よろしく。」
すると、天然不思議系少女、国文科の楠が手を挙げた。
「ちょっといいですかぁ?あの部屋、よく使うんですけどぉ、別に物音しても不思議じゃないんですぅ。…だって空調の下に、木の棚があるんですもん。他に置くとこないから置いてるそうですけど、あれはひどいですぅ。木だからぁ、空調で膨れたり乾燥したりでぱきっ、ぺきって。棚がかわいそうですぅ。」
~続く~

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