七不思議を消去せよ(第五回)今回の原案・kazura、作・風間銀灰

この学校の七不思議は、噂でちらりと聞いたことはあるが、全部聞くのは初めてだった。本当に七つ分話があるとは知らなかった。
「其の一は、ご存知相当古い建物で有名な科学棟で、研究で居残りしていたある学生が、夜中に廊下を歩き回る人体模型の標本を目撃したというものであります。見て、それからどーしたという話がないとこがいかにも怪談チックっスね。…ご意見ないスか。」
すると、鳴戸といつもつるんでいるやはり理工学部の大海原が手を挙げた。
「大海原君、どーぞ。」
「考えられる可能性はいくらでもあります。」
大海原は、ひょろ長いという点では鳴戸と異なるが、やはり電気街がよく似合う男である。
「…てゆーか、それ、絶対、模型制作サークル、通称プラ模研の仕業ですよー。ガ○ダムや女のコの等身大フィギュアだけじゃなくて、等身大スプラッタ模型とか、からくりほねほね君とか作ってんの、見たことありますもん。部室確か、科学棟だし。」
~続く~

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